まぃふぇいばりっと

機械学習やってます.Julia大好きです.勉強したことの殴り書きです.

1から始める Juliaプログラミング を読んだ.

最近,毎日Juliaを書いているので,買って読んでみた.結論から言うと本当に良い買い物をしたと思う.

薄い技術書だけど、内容は評判通りかなり濃厚.Juliaの基本的な言語機能の他にも、コンパイラへのヒントの書き方、メモリ割り当てを削減するtips、プロファイリングの方法、ドキュメントやdocstringの書き方,CやPythonやRの呼び出し方まで触れてて本当に勉強になった。メタプログラミングという言葉も初めて知った。いままで謎だったマクロの正体が多分わかった。シンボルの説明が丁寧だった。型の理解がかなり整理された。(そういえばmissing型についての言及はないですね).

役に立つ情報満載.もちろんこういう情報は全て公式ドキュメントに載っていると思うんだけど,あの公式ドキュメント全部に目を通すのは分量的にきついと思うので,この本を通して読んでみるといいと思う.

なお,この本の初めの方に「初めてプログラミングを学ぶ人でも読める」みたいなことが書いてあったけど,それは嘘だと思う.内容はかなり親切に分かりやすく説明されていて,Pythonを触ったことがあれば,概ね理解できるとは思うんだけど,少なくとも,自分がプログラミングをやったことなかった時にこれを読んで,理解できたかというと,そんなことはないと思う.